この記事ではキッズバイクのひとつ「バランスバイク」の紹介と、キッズバイクに上手く乗れない時の対処を紹介しています。
子供用のペダルなしバイクを総称して「キッズバイク」と呼ばれています。
さまざまなメーカーが販売しているなかで一番有名なのがストライダーではないでしょうか。
そのなかで今回2歳を迎えた長男に「バランスバイク」をプレゼントしてもらったため紹介とうまく乗れない時の対処法を紹介します。
キッズバイクを選ぶポイント
キッズバイクにはブレーキの有無やカスタム性能によりさまざまな種類があります。ここでは選ぶポイントをいくつか紹介します。
- 対象年齢
- ブレーキの有無
- オプションの有無と値段
1つ1つを簡単に紹介します。
対象年齢
いつから乗れるのか?という点は先行の第1条件ではないでしょうか。
メーカーの詳細に記載されていないものもありますが、だいたい2歳以上が対象となります。
なかには「ラジオフレヤ」や「RENNRAD」で2歳半からと記載されるものがあるため、購入する際には確認するようにしましょう。
ブレーキの有無
キッズバイクにはブレーキが付いているものとついていないものがあります。
親目線で見ているとあった方が安心と思いますが、実際に乗っている子供にとって邪魔になる可能性もあります。
メリットとデメリットを考えるなら
- メリット:ブレーキを学べるので自転車に移行しやすい
- デメリット:握力が低いうちは握れない。ブレーキがあるとハンドルを広く持たざるをえない。
となると思います。結局自転車に移行してからブレーキを使えばいいわけですし、坂道を2歳がキッズバイクで下る風景は危険で見たくないものです。
シンプルな構造で良いのであればあえてブレーキ有りを選ぶ理由はないでしょう。
オプションの有無と値段
親からみればこちらの方が重要かもしれません。
オプションが増えれば当然値段も上がるわけなので、自転車までの導入目的で購入するキッズバイクにどこまで求めるかは慎重に考えるべきです。
ペダルをつけられるものから安全構造の配慮、スタンドの有無までさまざまで、値段は3000〜3万円まであります。
以前紹介したD-bikeのキッズバイク「D-bike KIX」はフットデッキや専用ブレーキを搭載しており若干高値の13000円台。オプションはほとんどないが比較的構造がしっかりしている「ストライダー」でも14000円台。
この2台は私の目にはほとんど変わりはないと感じてしまいました。キッズバイクはオプションよりも構造重視の方が良いのかもしれません。
バランスバイクの紹介
キッズバイクのことを「バランスバイク」と呼ぶこともありますが、今回買っていただいたものはラングスジャパンの登録商標の「バランスバイク」です。
このキッズバイクはシンプルな機能とオシャレな外見を持ち合わせ、5000円台と比較的安価な商品となります。簡単な構造を紹介します。
- シート高調整範囲:約35〜43cm
- ハンドル高調整範囲:約57〜61cm
- 重量:3kg
- 対象年齢:2歳から
- 耐荷重:30kg
バランスバイクを使ってみた際の良い点とイマイチな点を紹介します。
バランスバイクの良い点
- 比較的安価で軽い
- シンプルな構造
- サドル部分がおしゃれ
1つ1つを紹介していきます。
比較的安価で軽い
はじめにも触れましたが、バランスバイクは6000円以下で購入する事ができます。
つまりストライダーの半額以下、RENNRADの1/5以下と比較的安価です。
そして重量3kgはほかのキッズバイクと比べても軽いです。
これは本体をアルミ製にしていることが背景にあるようで、軽くて丈夫なのが良いポイントになります。
シンプルな構造
「遊びながら自然に身につくバランス感覚」がラングスジャパンのバランスバイクの意味になります。
バランス感覚を養うには転んだりして成長していく必要があり、ブレーキなどの機能はあまり必要ではありません。
自分でスピードを調整し、冒険にでる楽しさを得るにはシンプルな構造が一番良いと思います。
ストライダーも同様にシンプルな構造となっているため、キッズバイクは案外多機能を重視するものではないのかもしれません。
タイヤは耐久性と環境に配慮したEVAを採用しており、パンクの心配もほとんどありません。
サドル部分がおしゃれ
本体はブルーとレッドの2色展開ですが、サドルは「ユナイテッド・キングダム柄」です。
この柄に合わせるなら本体はレッドが良いと私は思っています。
とにかくおしゃれな色使いで、他のキッズバイクより断然バランスバイクが良いですし、一緒に公園に持っていっても恥ずかしくありません。
バランスバイクのイマイチな点
- カラーバリエーションがない
- ストライダーのような用途別の機能がない
1つ1つ紹介します。
カラーバリエーションがない
本体色が2色ですが、それ以外の色はありません。
ほかのキッズバイクにみられる「タイヤやサドルのカラーバリエーションから自分好みのキッズバイクを作る」のようなことはバランスバイクにはできません。
そもそもキッズバイクにそこまで求めていないなら重要ではありませんが、ストライダーの様に大会などで使用する場合はモチベーションに合わせ変化させるのも戦略の1つになりうると思います。
しかしバランスバイクの目的はそこにはないので、特にこだわりがないなら気にしなくて大丈夫です。
ストライダーのような用途別の機能はない
ストライダーにはクラシックモデルやスポーツモデルなど、シーンによって求める構造の変化があります。
大会など子供が興味を引く環境にいるのであればバランスバイクでは物足りないと感じてしまうほどシンプルな構造なので、購入前に目的をしっかり意識した方が良いと思います。
バランスバイクにうまく乗れない時は?
バランスバイクのコンセプトは遊びながら自然に身につくバランス感覚になります。
この時期は教えるより慣れていった方が子供の成長のためになるため、親が補助したりする必要はありません。
ただうまくいかないからと嫌がってしまうのももったいないため、少しの手助けと上手に乗れた時にしっかり褒めてあげるようにしましょう。
私が長男にしたアドバイス
私がおこなった手助けは「ハンドルを広く持ち、前を向く事」ということ。
長男はビビリな性格なので足元を見たり縮こまってハンドルを狭くもってしまいがちでした。
この状態では何度やっても転倒してしまいますのでまずはしっかりハンドルを握り、「お父さんの顔を見て!」と前を向かせるよう声かけをしてあげました。
たったこれだけのことでうまく乗れるようになったのだから、子供の成長には驚かされます。今では両足を話してスイスイ乗りこなしています。
バランスバイクの感想。まとめ
1歳から三輪車に乗り始めた長男にとって2歳になった時点では小さく、従兄弟の自転車に関心があるようだったので今回の「バランスバイク」はとてもありがたいプレゼントでした。
機能こそシンプルですが、自転車へのステップアップに導入するキッズバイクなら多機能より安価で丈夫なものを選択するのも賢い選択となるでしょう。
検討中の方の手助けになれば幸いです。