「ママがおばけになっちゃった!」で泣いた私と興味がわかない子供の差を考えてみた

書評・本関連
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読み聞かせの絵本で泣いたことはありますか?私は子供が産まれてから特に涙もろくなってしまいました。

少し前に話題になった「ママがおばけになっちゃった!」を始めて読み聞かせた時にウルっときてしまいましたが、子どもは「もう一度」とは言いませんでした。この差はなんなのでしょうか?

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あらすじ

絵本の表紙

突然の交通事故でママがおばけになってしまいました。

このママはおっちょこちょいです。おっちょこちょいだからこそ、ある未練を残しおばけになったのです。

残されたかんたろうはたくさんの後悔と寂しさにおそわれます。おばけになったママはそれを近くで聞いていました。そして夜中の12時に2人は再開を果たすのです。

2人ともおっちょこちょいなので本当に伝えたい言葉が出てこず混乱します。ですが、時間が経つにつれ徐々に「想い」を伝えられるようになります。

おばけになったママが本当に伝えたかった「想い」とは?それを受け取ったかんたろうの「決意」とは?

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絵本の紹介と評価

  • 講談社の創作絵本
  • 作/のぶみ
  • 2015年7月16日 第1版発行
  • 2015年9月16日 第6版発行
  • 対象年齢:3歳から

「さよなら ママがおばけになっちゃった!」もあります。

初版は4000部だったようですが、ネットなどの反響で2016年11月時点で41万部になったようです。賛否両論ですが、Amazonランキング大賞2015の絵本・児童書部門で1位を獲得しています。

「賛否両論」という部分は、一度じっくり読んでみればわかると思います。Amazonのレビューも星5つが46%、星1つが40%と両極端で半々の評価です。

星5つのレビュー

「いつか親が死んだ時に後悔しないようにしよう」

「命の大切さを考えさせられました」

などなど。死んでしまったママに感情移入した親目線のレビューが多い印象にあります。

星1つのレビュー

「人の命はこんなに軽くない」

「親に感謝しろというのは間違っている」

などなど。残されたかんたろうに対する感情を中心に「子どもがどう受け取るか」という目線のレビューが多い印象にあります。

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読み聞かせた時の子どもの反応

子どもにとって母親の存在は「絶対」です。例外はあるかもしれませんが、少なくとも子供にとって精神面での必要性は父親と母親とでは比重が大きく異なるでしょう。

その母親が脈絡もなく死んでしまったお話です。

おっちょこちょいだからこそ、日々伝えられなかった愛情をおばけになって伝えます。この場面は子を持つ親であれば涙ものかもしれません。

ですが、子供にとっては涙ものでもなんでもありません。もしかしたら不愉快だったかもしれません。2歳の我が子の評価を聞くことはできませんが「もう一度」がなかったということは、そういう事だったということではないでしょうか。

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さいごに

巻末の画像
お互いの想いを書くスペースがあります。

この絵本は話題になったため数多くの親が手にしました。よってより多くの意見が出たのかもしれません。

ある程度の人の死に出会い、守るべきものができた時に読んだら、その時は涙するのかもしれません。想いはちゃんと伝えるべきなんだと感じるでしょう。

しかし、子供にそれを伝えるのは酷な話なのかもしれません。いつか突然いなくなるかもしれないママを大切にすることを伝えるために、ママの死を天秤にかけるくらいなら、別に学ぶことの方が多くあるのではないでしょうか。

さまざまな感情を抱きながら出会う巻末のメッセージ欄がなんとも言えない感覚になります。

今回は義実家にあった話題の絵本について紹介しました。我が家ではおそらく購入することはないでしょう。ですが「読まず否定」はダメです。否定する前に一度読んでみましょう。