ありがたい事に2人の子供に恵まれていますが、出産前は誰でも不安になると思います。
神頼みというのは、このような状況で背中を押してくれるものだと思っていますが、今回は「3羽のうさぎ」で有名な山形県の熊野大社へ安産祈願にいった話をします。
熊野大社の紹介
「東北の伊勢」と称されるこの熊野大社は「縁結びの神さま」として知られ、プロポーズ伝説や3羽のうさぎ伝説などがあります。
和歌山県の「熊野三山」、長野県と群馬県の県境にある「熊野皇大神社」と並ぶ日本三大熊野の1つが山形県の熊野大社です。
拝殿
山形県の文化財に指定されている拝殿です。今から230年以上前に建てられたとされています。
3箇所に分かれていますが、休日になれば長蛇の列が出来るほど多くの人が訪れます。
プロポーズ伝説
熊野大社には3柱の大神様であるイザナミノミコト、イザナギノミコト、スサノヲノミコトを含む30柱の神さまがお祀りされています。
プロポーズ伝説はイザナミノミコトがイザナギノミコトへ
「あなにやし、えをとめを(ああ、なんと素晴らしい女性だろう)」
とプロポーズした事が日本で最初だとされています。ロマンチックで良いですね!
3柱の大神様は拝殿の裏手にあり、この場所では縁結び祈祷祭「かなで」で用いられる「風鈴」のほかに「紙風船」など数多くのイベントにちなんだ撤下品が飾られます。夏場になるとこの風鈴がまた素晴らしいです。
3羽のうさぎ伝説
古来より縁を結ぶ動物として「うさぎ」が親しまれてきました。ここ熊野大社は縁結びであるため、うさぎの逸話があります。
本殿の裏側の彫りものの中に「3羽のうさぎ」が隠れています。この3羽のうさぎをすべて見つけると「願いが叶う」と評判になり、恋の縁結びとして沢山の人が探しにきます。
うさぎの場所を他人に言ったり、聞いたりするとご利益が無くなると言われています。なのでぜひ自分の足で確認してみてください。
またこの付近から見えるある場所に、晴れの日にしか出会う事ができない「白い狐」もいます。晴れていないと白にはなりませんので、天気のいい日に訪れた際は「3羽のうさぎ」と「白い狐」を探してみてはいかがでしょう。
いざ安産祈願へ!
熊野大社は拝殿にたどり着くために47段の階段を登らなければなりません。その道中にも干支にちなんだ社があり、自分の干支があればここでもお祈りすると良いですね。
しかし妊婦がこの長い階段を登るのは時期によってはキツイため、もし訪れる際は時期を見計らって行くことをオススメします。
私たちの安産祈願の順序
1.拝殿にて安産祈願をかねた良縁祈祷をする
長い階段を進んだら、まずは拝殿にて安産祈願をします。縁とは「人・物・事」すべてに適応されるため、まだみぬ子供との縁結びを祈ります。
足場は若干不安定であるため、夫婦で向かう際はしっかりサポートしてあげましょう。
2.3羽のうさぎを探しに行く
この道中にもさまざまな干支にちなんだ社があります。ゆっくり回りながら自分の干支の社でお祈りをします。
拝殿の裏手に到着したら、さっそく3羽のうさぎを探しましょう。毎回違った答えに出会うかもしれません。
3.お守りを買いに行く
祈祷後はお守りを買いましょう。安産祈願の他にも数多くのお守りがあります。特に3羽のうさぎにちなんだうさぎの御守りも可愛いです。
御朱印を集めている人は同じ場所でお願いできます。
4.御神籤をする
最後に縁結びの御神籤を引きます。我が家の場合見事に的中していました。周りの家族も同様に的中していたみたいなので、ぜひ確認してみてください。
最後に御神籤を結び、縁結び・安産祈願を終えます。帰りの階段は疲労もあるので注意して降るようにしましょう。
さいごに
ここでの安産祈願のおかげか、しっかり背中を押してもらった我が家は、無事出産を終え毎年家族で熊野大社に行く事ができています。
縁結びの神さまと数多くの伝説がある熊野大社へ、近くに遊びに来ることがあればぜひ立ち寄ってみてください。良い縁に巡り会えるでしょう。