大事な書類がない!ちゃんとしまったはずなのに!
このようなよくありがちな状況につい先日遭遇しました。
整理整頓を上手にしていれば、このような状況にはなりません。しかし整理整頓はなかなか続かないですよね。
今回は整理整頓で身につく3つのメリットを紹介します。整理整頓を習慣に出来るようにしましょう。
整理整頓で身につく3つのメリット
一見綺麗になるだけとしか感じられない整理整頓は習慣にする事で3つの大きなメリットを得られます。
リード・マイセルフの土台になる
リード・マイセルフとは
- 自分をリードする
- 物事を先送りしない
この2つの要素を元に、先頭にたって物事に取り組む姿勢を身につける能力を指し、リーダーの役割を担う人材にとって必要な力になります。
習慣的に行う人は、面倒だったり時間がなかったりしても進んで物事を効率良く整理整頓できるため、リード・マイセルフの能力が高くなると報告されています。
コスト削減
片付けで得られる収益を考えると
- 経費削減
- スペース確保
- 探す手間の削減
- 人経費削減
この4つが得られます。
整理整頓を習慣的に行えば、備蓄の無駄や倉庫管理、これらを探す時間の消費と管理する人経費が削減できるということです。
3つの力を得られる
・自分や周囲の無駄に気づく力
コスト削減のように「無駄」に気づく力が身につきます。
これにより自分の行動から無駄が削減され、自分の「姿勢」を見つめ直すきっかけが得られます。
・場を先読みする力
「この場所は汚れやすいかも」や「これがあるとまとまらない」などを先読みする力が身につきます。
これは「空気を読む力」に直結し、社会においては重要な力となります
・物事を終わらせ、新たに始める力
断捨離のように、使い終わったものをしまう勇気が身につきます。
これが次の「新しいものを始める力」に結びつきます。
整理整頓できない人への対処
整理整頓を身につけるだけで、3つのメリットが得られます。しかし実際にやってみても他人から汚いと思われることも多々あるのではないでしょうか。
結論から言うと、整理整頓に悩まないけど他人から汚いと言われている人は勘違いをしている(=できていると思っている)ため、他人からの情報を得るしかありません。
今回は同じ職場の人や家族に整理整頓を実践してもらうための方法を2つ紹介します。
整理と整頓を分けて伝える
整理整頓という言葉には「目的」と「行動」が含まれています。
- 整理:物事を厳選するという「目的」
- 整頓:物事を配置するという「行動」
目的と行動という2つの言葉が一括りになっています。
「厳選」という目的は必要なものか、もしくは必要ないものなのかを分けるという事です。整理整頓が苦手な人は「必要なものか、今使わないけどいつか使うもの」で分けている傾向があります。
「配置」という行動は「機能性」と「美しさ」の2つを元に、必要なものを配置する事です。機能性とは探す手間や戻す手間が少ない事を指し、美しさとは再度汚染されないようにする事を指します。整理整頓の苦手な人は機能性を「すぐ手が届く事」と勘違いし、「綺麗に置いてある」を美しさと勘違いしている傾向があります。
目的と行動のそれぞれに苦手な人の傾向を記載しましたが、整理整頓は好きなんだけどうまくいかない人も同じ勘違いの傾向があると思います。
このような勘違いをしている人は整理と整頓を分け、苦手と思う事を先に行うようにするのが効果的です。
物がたくさんあるけど配置にこだわる人には、必要か不要か分けるよう伝えましょう。
断捨離は得意だが汚いという人は価値観が異なるため、配置することでの効率の良さや美しさを他人の情報から得る必要があります。
この収納良いよね!便利だし見た目も良い!
などなど、価値観を共有していくようにしてみましょう。
掃除≠整理整頓としっかり認識してもらう
整理整頓をお願いしたのに、綺麗に置いてあるだけだ
このように感じたことはないでしょうか。整理整頓でいう整頓を勘違いしている人にこの傾向が多いですが、汚れを取り除き綺麗にする行動を「掃除」と言うため、整理整頓を維持する事が掃除の目的となります。
このような勘違いをしている人には整理整頓が出来ていないことを明確に伝えましょう。
整理整頓のまとめ
世の中電子化が進んでも、未だに紙の運用から脱却には至っていません。重要な書類などを日頃から整理整頓する姿が、周囲の変化につながる可能性は大いにあると感じます。
親になった私は戻しやすさと遊びやすさを中心に子供部屋の整理整頓を行なっていますがなかなか難しいものです。
できなくても率先してやる事が整理整頓で得られるメリットにつながります。そこでできていないと指摘を受けたら徐々に直せば良いのです。継続して出来るようにしていきましょう。