緊張しないで人前で話ためのたった1つの意識改革とは

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人前で話す事は緊張すると思います。聴いている人数が多いほど緊張が高まり、手足が震え、上手く呼吸が整わず思っていた通りに話すことが出来ない。こんな経験をする人も少なくはないのではないでしょうか。

以前「アウトプット」について話をしましたが、私は年に1〜2回程度全国の学会で研究報告をさせてもらっています。入社2年目より始まった流れですが、最初は緊張してまともに話せませんでした。

ここ最近「自意識」そのものを変化させることで、緊張の度合いを低く保つことが可能となりました。このたった1つの「自意識」の改革が私にもたらした成果を、経験談を交え紹介します。

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なぜ「自意識」が高いとダメなのか

人前に出る事が好きな自意識過剰という例外もありますが、根本的に自意識が高い程度の人は人前で話すのが下手だと思います。なぜ自意識が高いと上手く話せないのでしょうか?

自意識が高いと「自分を表現する」事に意識が向きます。これが強くなると、例えば失敗したら恥ずかしいやできない事への無能感を拒絶し、失敗を恐れてしまうからです。

さゆあと

好きな女性にカッコよく見られたい!

このような好きな女性とまともに会話が出来ないなどの経験に近いと思います。

特に人前で話す時に「自分をどう見せるか」という自意識は、緊張して上手く話せない場面で「こんなはずではない」という恐れを生み、さらなる緊張を産みます。

よって自意識が高い事は、他人に情報を伝えるといった場面で大きくマイナスになりやすいのです。

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自意識構造の改革とは

自意識の改革とは、簡単に言えば伝えたい情報は「自分」ではなく、自分が創り出した「成果」だと認識することです。

例えば学会報告では「自分はここまで知っている。凄いだろ!」という「自分」に自意識のビジョンを置くと、たちまち内容が伝わらない構成になっていき、自分本意の発表になることでしょう。

さゆあと

こんなにすごいのになんで上手く伝わらないんだ?

これは私が研究報告し出した頃に良く感じたものです。うまく伝わらない事が伝えることに対する恐れになっていってしまい、うまく話すことができませんでした。

ここでビジョンを「自分が得た知見をみんなに知っていただき、ディスカッションで更に自分の力にしたい」に変更すると、伝える構成になっていきます。

さゆあと

この短い時間でいかに相手に伝えられるか?

この「魅せたい」から「伝えたい」へ自意識を改変させることが、緊張の質の変化につながるのです。

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自意識を改革する方法

私自身も最初は「上手く話す自分」にフォーカスが向いており、失敗を恐れ声が小さく早口になっていました。しかし人前で話す、いわゆる貴重なアウトプットの時間を「自意識」で台無しにするのはもったいないと気づいたのです。

大事なのは「いかにわかりやすく伝えるか」にフォーカスを向けられるかとなります。

ではどのように自意識を変えるのか?

これは自己肯定感を低くする事です。自分は正しいや自分なら簡単に出来るなど、自分を評価する上で必要なこの自己肯定感を高く持つと、目指す成果が「なんでも出来る自分」になってしまいます。

私が行った自意識改革は

  • 私が作成した資料は「伝わりにくいもの」と自己評価
  • 私が話す言葉は「早くて伝わりにくい」と自己評価

こういった自己肯定感を低くする事で、どうしたら伝わるのか?を考え直すきっかけを自分に作ります。

  • 伝わりにくい資料:信頼できる人や全く知らない人にみてもらう
  • 伝わりにくい言葉:できるだけ簡潔で伝わりやすくするよう表現方法を変える

これをしていく事で、いつしか目指す成果が「出来るだけ伝えやすくする」になっていくのです。

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まとめ

人前で伝えたい事は何か。

たくさん練習しなければ価値観は変わらないかもしれませんが、このたったひとつの自意識改革で私は緊張せず学会に向かうことができました。

緊張しやすい方は何を伝えたいのかという事に、一度手を止め考えを改める時間を作ってみてはいかがでしょうか。